日産、国内2工場で2日間生産停止 地震で部品供給が停滞

経済・ビジネス

2月18日、日産自動車は福島県沖を震源とする地震の影響により、神奈川県にある2つの完成車工場の稼働を22日から2日間停止すると明らかにした。写真は日産のロゴ。横浜市で2020年7月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)
2月18日、日産自動車は福島県沖を震源とする地震の影響により、神奈川県にある2つの完成車工場の稼働を22日から2日間停止すると明らかにした。写真は日産のロゴ。横浜市で2020年7月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

[東京 18日 ロイター] - 日産自動車は18日、福島県沖を震源とする地震の影響により、神奈川県にある2つの完成車工場の稼働を22日から2日間停止すると明らかにした。一部の取引先が被災し、部品供給が遅れているため。

稼働を停止するのは、小型車「ノート」などを生産する追浜工場(横須賀市)と小型商用車を手掛ける日産車体の湘南工場(平塚市)。

日産の広報担当者は、供給が滞っている部品やその部品メーカー名、停止により影響する生産台数などは明らかにしていない。

13日に発生した福島県沖を震源とした最大震度6強の地震では、日立製作所の子会社「日立Astemo(アステモ)」の福島工場などが被災し、サスペンションシステム関連部品などの供給が滞っている。トヨタ自動車は国内の完成車9工場14ラインで17日以降、最長4日間の稼働停止を決定している。

ロイター通信ニュース