五輪組織委の新会長選出、透明性は確保されたと承知=官房長官

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加藤勝信官房長官は19日の閣議後会見で、東京五輪・パラリンピック組織委員会が橋本聖子氏(写真)を会長に選出したプロセスについて、透明性という観点から一連の手続きがとられたとの認識を示した。18日都内で撮影。代表撮影(2021年 ロイター)
加藤勝信官房長官は19日の閣議後会見で、東京五輪・パラリンピック組織委員会が橋本聖子氏(写真)を会長に選出したプロセスについて、透明性という観点から一連の手続きがとられたとの認識を示した。18日都内で撮影。代表撮影(2021年 ロイター)

[東京 19日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は19日の閣議後会見で、東京五輪・パラリンピック組織委員会が橋本聖子氏を会長に選出したプロセスについて、透明性という観点から一連の手続きがとられたとの認識を示した。

橋本新会長の選出過程について同長官は、「男女同数のアスリート中心の検討委員会が設置され、会長の資質が示され、徹底した討論がなされ、評議員会・理事会での決定というプロセスを経て、選出された」と述べた。また会見においても検討委員会のメンバーや審議過程が示されたと評価した。

一方、総務省は同日、接待疑惑で調査を受けている幹部2人を20日付で官房付に異動させる人事を発表したが、これについて同長官は「法案審議に鑑みて、適材適所の人事」としたうえで「更迭ではなく、通常の異動人事としての位置づけと承知している」と語った。

(中川泉 )

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