ワクチン、きょう自治体へ割り当て 医療従事者は予定より増加=官房長官

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2月19日 加藤勝信官房長官は閣議後会見で、新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、きょう都道府県に現状で見込める数の割り当てを示す予定だと明らかにした。 写真は2月17日、東京で撮影(2021年 時事通信)
2月19日 加藤勝信官房長官は閣議後会見で、新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、きょう都道府県に現状で見込める数の割り当てを示す予定だと明らかにした。 写真は2月17日、東京で撮影(2021年 時事通信)

[東京 19日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は19日の閣議後会見で、新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、きょう都道府県に現状で見込める数の割り当てを示す予定だと明らかにした。

河野太郎・行革担当相が18日夜のテレビ番組で、ワクチン接種が必要な医療従事者は「当初予定より100万人くらい増えるのではないか」と述べた。加藤長官は、都道府県から報告されているワクチン接種が必要な医療従事者の人数は当初予定していた370万人より増えており、河野担当相の発言はそれを踏まえたものであるとの認識を示した。

国内では、既に確認されていたイギリス、南アフリカ、ブラジル由来のものとは別の変異ウイルスが見つかり、国立感染症研究所は既存ワクチンや抗体の効果を低下させる可能性があると分析している。

加藤長官によると、この変異ウイルスはこれまでに空港検疫で2件、関東全域で91件確認され、海外から持ち込まれたとみられる。政府として今後監視を強化し、これまで同様に水際対策や検査、変異株スクリーニング強化などに引き続き取り組んでいくという。

(中川泉 )

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