ミャンマーデモへの発砲、民間人への暴力直ちにやめるべき=官房長官

政治・外交

2月22日、加藤勝信官房長官は午前の会見で、ミヤンマーで20日、軍事クーデターに抗議していたデモ隊に向けた治安当局の発砲で2人の死者が出たことについて、平和的なデモ活動を行っている人々への銃を使用した暴力は許されず、日本政府として民間人への暴力を直ちにやめるよう強く要請すると述べた。首相官邸で2020年9月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
2月22日、加藤勝信官房長官は午前の会見で、ミヤンマーで20日、軍事クーデターに抗議していたデモ隊に向けた治安当局の発砲で2人の死者が出たことについて、平和的なデモ活動を行っている人々への銃を使用した暴力は許されず、日本政府として民間人への暴力を直ちにやめるよう強く要請すると述べた。首相官邸で2020年9月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 22日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は22日午前の会見で、ミヤンマーで20日、軍事クーデターに抗議していたデモ隊に向けた治安当局の発砲で2人の死者が出たことについて、平和的なデモ活動を行っている人々への銃を使用した暴力は許されず、日本政府として民間人への暴力を直ちにやめるよう強く要請すると述べた。

同長官は国軍に対し「日本政府として強く非難している」とした上で、「アウン・サン・スー・チー国家最高顧問を含む関係者の解放、民主的な政治体制の早期回復を国軍に強く求めていきたい」と、従来からの日本政府の呼びかけを繰り返した。

米ファイザーのコロナワクチンについて、これまで超低温での保管が必要とされていたが、より高い温度での保管が可能と同社が米食品医薬品局(FDA)にデータを提出し、添付文書の改定を要請したことに関連し、加藤官房長官は日本でも同社から追加データが提出され次第、問題がなければ添付文書を変更し、接種の方法もしっかり検討するとした。

同社のワクチンが1回の接種でも効果があるとの研究結果がイスラエルで報告されていることに関しては「日本においては2回接種を前提として薬事承認したため、慎重に検討する必要がある」と語った。

副反応の疑いが報告されたことについては、初の事例であるため迅速な提供の必要性から公表されたが、厚労省でデータの収集と専門家による検討を行い、今後も速やかな公表に努めるとした。ただ、公表の仕方については、重篤なものに限るのかどうかなど、よく整理して検討したいとした。

(中川泉)

ロイター通信ニュース