中国国営TVの恒例番組、今年は日産「インフィニティ」とフォードをやり玉
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中国国営中央テレビ(CCTV)が15日放映した毎年恒例の消費者権利擁護番組で、今年は米フォード・モーターと、日産自動車の高級車ブランド「インフィニティ」がやり玉に挙げられた。写真はインフィニティのコンセプトカー、上海で2019年4月撮影(2021年 ロイター/Aly Song)
[北京 16日 ロイター] - 中国国営中央テレビ(CCTV)が15日放映した毎年恒例の消費者権利擁護番組で、今年は米フォード・モーターと、日産自動車の高級車ブランド「インフィニティ」がやり玉に挙げられた。
この番組「315晩会」は「世界消費者権利デー」に合わせて生放送され、企業の製品やサービスの問題点を指摘する内容。過去に外国企業ではアップル、ナイキ、スターバックスなどが批判されてきた。
番組は、フォードの「フォーカス」を含めた複数のモデルで、ギアボックスが正常に機能しないと顧客から苦情が出ていると指摘。同社は顧客に警告を発することも、問題解決に動くこともしなかったと伝えた。
フォードが長安汽車と設立している現地合弁企業は、故障したギアボックスがある車の無償修理を行うと声明を発表した。
一方、日産のインフィニティは、スポーツタイプ多目的車(SUV)のギアボックスの不具合を巡り、顧客に「口止め」をしようとしたと報じられた。インフィニティはこれを受け、微信(ウィーチャット)で顧客との対話のやり方を改善していくとコメントした。