午後3時のドルは108円後半、NZ新政策や独都市封鎖に警戒

経済・ビジネス

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ変わらずの108円後半。アジア株の下げを受けてドルと円がともに買われ、クロス円が下落した。写真はドルとユーロ紙幣、2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ変わらずの108円後半。アジア株の下げを受けてドルと円がともに買われ、クロス円が下落した。写真はドルとユーロ紙幣、2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 23日 ロイター] -

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 108.73/75 1.1922/26 129.66/70

午前9時現在 108.76/78 1.1930/34 129.78/82

NY午後5時 108.83/86 1.1931/35 129.88/92

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ変わらずの108円後半。アジア株の下げを受けてドルと円がともに買われ、クロス円が下落した。

この日、最も下げが大きかったのはNZドル。政府が住宅価格の高騰抑制策を打ち出し、景気の回復基調が緩やかなものにとどまるとの見方が広がった。

NZドルは前日海外市場終盤の78円前半からほぼ一本調子で下落。午後3時過ぎには76円後半と1カ月ぶり、対米ドルで0.70ドル半ばと3カ月ぶり安値を更新した。

つれて豪ドルも83円半ばまで急反落。対米ドルでも0.76ドル後半と、2週間ぶり安値をつけた。

一方、ドイツではメルケル首相が現地時間23日早朝、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を4月18日まで延長すると表明。ユーロは小幅な下げにとどまったものの、アジア株が下げ幅を拡大するなど「市場心理を冷やした」(外銀)という。

対オセアニア通貨を中心にドルと円が買われたため、ドル/円は108円後半で売買が交錯した。

(為替マーケットチーム)

ロイター通信ニュース