EUの新たなワクチン輸出規制、働き掛け続け安定供給に取り組む=官房長官

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加藤勝信官房長官は25日午前の会見で、欧州連合(EU)が24日、新型コロナワクチンの域内からの輸出について新たな条件強化の方針を発表したことに関連し、EU域内から日本向けの輸出に関しては全て承認されていると強調した。16日撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
加藤勝信官房長官は25日午前の会見で、欧州連合(EU)が24日、新型コロナワクチンの域内からの輸出について新たな条件強化の方針を発表したことに関連し、EU域内から日本向けの輸出に関しては全て承認されていると強調した。16日撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 25日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は25日午前の会見で、欧州連合(EU)が24日、新型コロナワクチンの域内からの輸出について新たな条件強化の方針を発表したことに関連し、EU域内から日本向けの輸出に関しては全て承認されていると強調し、EUへの働き掛けを続けて日本向け輸出とワクチンの安定供給がしっかりと行われていくよう取り組んでいくと述べた。

国内ではワクチン接種体制における医療従事者の確保が難しくなっていることについて「法律上、投与する医療者は医師、看護師などが行うものとされているが、現行法上認められていない医療関係者にまで注射を行ってもらうことは考えていない」と述べた。他方で「注射器への薬剤充填などを薬剤師に行ってもらうなど、医師や看護師でなくとも医療関係者の協力を仰ぐといった進め方を考えていく」と語った。

スエズ運河をふさぐ形で大型コンテナ船「エバー・ギブン」が座礁し、通航に支障が出ていることについて、同長官は「わが国の物流事業への影響は現時点で明らかではない」と説明した。その上で「スエズ運河は国際的な重要な航路の一部でもあり、日本政府として情報収集など現地大使館などを通じて適切な対応を図っていく」と語った。

同長官は現地当局の発表や報道を引用する形で、コンテナ船が強風にあおられて座礁し、スエズ運河内の通航に支障が出ていること、現在離礁作業が続いているが完了時間は不明であることなどを説明した。

(中川泉 編集:内田慎一)

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