20年の難民認定は47人、コロナの影響で申請者62%減=出入国管理庁

政治・外交

4月1日、出入国在留管理庁は前日、2020年に難民と認定されたのは47人だったと発表した。東京出入国在留管理局、2015年撮影(2021年 ロイター/Yuya Shino)
4月1日、出入国在留管理庁は前日、2020年に難民と認定されたのは47人だったと発表した。東京出入国在留管理局、2015年撮影(2021年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 1日 ロイター] - 出入国在留管理庁は31日、2020年に難民と認定されたのは47人だったと発表した。2019年の44人から増加した。

申請者の数は前年比62%減の3936人で、主な国籍はトルコ、ミャンマー、ネパール、カンボジア、スリランカだった。新型コロナウイルスによる入国制限で、申請者数は大幅に減少した。

日本における難民認定率は他の先進国と比べて低い。認定NPO法人難民支援協会によると、2019年の難民認定率は、日本の0.4%に対し、ドイツが25.9%、米国は29.6%となっている。

同協会では発表を受け「現状の難民認定制度には多くの問題があり、難民を保護するための制度として適切に機能していない」とコメントしている。

(宮崎亜巳)

ロイター通信ニュース