日銀、設備・人材投資ETFで初の購入見送り 買い入れ方針変更受け

経済・ビジネス

日銀は1日、設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業のETF買い入れを見送った。2016年4月4日に買い入れを始めて以降、日銀は毎営業日に購入してきたが、初めて買い入れゼロとなった。写真は東証、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
日銀は1日、設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業のETF買い入れを見送った。2016年4月4日に買い入れを始めて以降、日銀は毎営業日に購入してきたが、初めて買い入れゼロとなった。写真は東証、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 1日 ロイター] - 日銀は1日、設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業のETF(上場投資信託)買い入れを見送った。2016年4月4日に買い入れを始めて以降、日銀は毎営業日に購入してきたが、初めて買い入れゼロとなった。4月からの買い入れ方針変更を反映した。

3月19日の政策点検の結果、日銀はETFの買い入れ方針を変更し、「JPX日経インデックス400」に連動するものを買い入れ対象から削除した。日銀では、買い入れ上限である時価総額2分の1との関連で、設備関連のETF買い入れができなくなる日が出てくるとの声が出ている。

(和田崇彦)

ロイター通信ニュース