午後3時のドルは110円半ば、円安は小休止

経済・ビジネス

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの110円半ば。多くの国が休場で積極的な取引が入らず、前日海外市場で進んだ円安は一服となった。写真はドル紙幣、2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの110円半ば。多くの国が休場で積極的な取引が入らず、前日海外市場で進んだ円安は一服となった。写真はドル紙幣、2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 2日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの110円半ば。多くの国が休場で積極的な取引が入らず、前日海外市場で進んだ円安は一服となった。

この日のドルは午後3時までの値幅が110.48─110.67円と、狭いレンジ内で推移。NZドルが77円後半と海外高値を小幅に上抜けて1週間半ぶり高値をつけた程度で、主要通貨に目立った動きはなかった。

きょうはグッドフライデーで、欧米など多くの国が休場となる。今夜発表の米雇用統計に関心を寄せる声も出ているが、取引増は期待薄の情勢だという。

前日の米市場では10年債利回りが1.67%台まで低下。連休前の持ち高調整に押された格好だが、市場では債券運用の主要指数であるFTSE世界国債インデックス(WGBI)が中国国債の組み入れを決めたことで、グローバル投資家が中国国債を買い増す一方、米国債を売却するのではないかとの思惑が出回っている。

指数に占める中国の比率は最終的に5.25%となる見込み。バークレイズの試算によると、米国の比率は現在から2%程度、日本は1%程度、仏伊が0.5%程度、独英が0.3%程度、低下することになるという。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 110.52/54 1.1776/80 130.17/21

午前9時現在 110.60/62 1.1775/79 130.25/29

NY午後5時 110.60/63 1.1775/79 130.21/25

ロイター通信ニュース