午後3時のドル110円半ば、小動き続く

経済・ビジネス

午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの110円半ば。写真は、100ドル紙幣。2011年8月2日に撮影。(2021年 ロイター/Yuriko Nakao)
午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの110円半ば。写真は、100ドル紙幣。2011年8月2日に撮影。(2021年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 5日 ロイター] -

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 110.66/68 1.1748/52 130.01/05

午前9時現在 110.67/69 1.1765/69 130.22/26

NY午後5時 110.71/74 1.1762/66 130.13/17

午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの110円半ば。きょうもアジアの多くの国が休場で、主要通貨は小動きが続いた。

ドルは110円半ばから後半の狭いレンジ内でもみあいとなった。日経平均が3万円台を回復するなどアジア株が底堅い動きをみせたことで、円が小幅に売られる場面もあったが、動きは限られた。

きょうは英仏独など欧州でも休場の国が多く、取引は低調が続く見通しだという。

市場では、前週末の米金利市場の動きが関心を集めた。予想を上回る雇用統計の発表後、短期金利が長期・超長期を上回る上昇を見せ、イールドカーブが急速にフラットニングしたためだ。

これまでは低金利政策の長期据え置きと巨額財政出動をにらみ、カーブはスティープニング圧力が強い傾向にあった。長期金利の上昇が意外に限られたことで「日本勢の押し目買い意欲の強さもあり、長期金利が上昇しづらくなってきた可能性がある」(証券)という。

米10年債利回りは3月30日に1.77%台まで上昇し、昨年1月以来1年2カ月ぶり高水準をつけた。その後は上昇が一服となり、2日終盤は1.71%台だった。長期金利の上昇が緩やかになれば、ドル買いペースも緩慢になりやすい。

(為替マーケットチーム)

ロイター通信ニュース