神戸製鋼の前期、70億円の最終黒字に 自動車が想定ほど減産せず

経済・ビジネス

4月5日、神戸製鋼所は2021年3月期の業績予想を上方修正し、収支トントンで見ていた純損益を70億円の黒字に引き上げた。2017年10月撮影(2021年 ロイター/Thomas White)
4月5日、神戸製鋼所は2021年3月期の業績予想を上方修正し、収支トントンで見ていた純損益を70億円の黒字に引き上げた。2017年10月撮影(2021年 ロイター/Thomas White)

[東京 5日 ロイター] - 神戸製鋼所は5日、2021年3月期の業績予想を上方修正し、収支トントンで見ていた純損益を70億円の黒字に引き上げた。顧客の自動車業界が半導体不足に直面したものの、想定ほど減産しなかったことなどが奏功した。

期末配当は見送る方針だったが、最終黒字になることから1株5円で実施する。

営業利益予想は100億円から230億円に、経常損益は100億円の赤字から60億円の黒字に上方修正した。経費を削減したほか、建設機械では円安も追い風となった。

ロイター通信ニュース