G7、実質ゼロ排出への移行を6日の会議で協議=英財務省

政治・外交 国際・海外 環境・自然・生物

[ロンドン 6日 ロイター] - 主要7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁は6日、温暖化ガス排出を実質ゼロにする目標の達成に向けた経済改革について協議した。議長国の英国が明らかにした。

英財務省は声明で「実質ゼロ排出への移行において各国財務省・中銀が果たす重要な役割や、気候変動対策への融資における民間部門の役割を環境政策がいかに補完・増強できるかについて協議した」とした。

声明によると、スナク英財務相は会議で、気候変動に対処するための1000億ドルの融資を創設する目標達成に向けて計画を強化する必要があると呼び掛けた。

7日には20カ国・地域(G20)に対し、気候変動対策への取り組みに注力するとともに、気候変動を国際通貨基金(IMF)の活動の重点に据えるよう促すことを求める方針という。

8日には、低所得国への支援やIMFの準備資産である特別引き出し権(SDR)の新規配分について協議する。

IMFのゲオルギエワ専務理事は3月、SDRを6500億ドル相当増強する正式な提案を6月までに理事会に示す考えを表明している。

ロイター通信ニュース