規制委、柏崎刈羽の「運転禁止」命令を正式決定へ

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原子力規制委員会の更田豊志委員長は7日の会見で、東京電力に対して近く、核燃料搬入など核燃料物質の移動を禁じる是正措置命令を発出すると述べた。事実上の「運転禁止命令」となる。写真は、東電・柏崎刈羽原発。2007年7月18日に撮影。(2021年 ロイター/Issei Kato)
原子力規制委員会の更田豊志委員長は7日の会見で、東京電力に対して近く、核燃料搬入など核燃料物質の移動を禁じる是正措置命令を発出すると述べた。事実上の「運転禁止命令」となる。写真は、東電・柏崎刈羽原発。2007年7月18日に撮影。(2021年 ロイター/Issei Kato)

[東京 7日 ロイター] - 原子力規制委員会の更田豊志委員長は7日の会見で、東京電力に対して近く、核燃料搬入など核燃料物質の移動を禁じる是正措置命令を発出すると述べた。事実上の「運転禁止命令」となる。

柏崎刈羽原発(新潟県)の核物質防護不備問題を受けて、規制委は、是正措置命令を出す方針を決めていた。東電には7日までに弁明書を提出するように求めていたが、東電はこの日、弁明を行わない旨の回答を行った。今後、規制委は東電に検査に入る。

更田委員長は東電に対し、自らの努力で分析し、検査にしっかり応じるよう求めた。さらなる措置については「検査結果次第」だとし「東電による自律的回復が望めないとすれば、設置許可取り消しになる」と指摘した。

(清水律子)

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