英、コロナ感染歴ある人の再感染や免疫反応調査へ新たな試験開始

4月19日、英国の科学者らは、新型コロナウイルスに感染したことのある人に人為的に再度感染させ、免疫反応や再感染の有無を調査する試験を開始した写真はロンドンで1日撮影(2021年 ロイター/Henry Nicholls)
4月19日、英国の科学者らは、新型コロナウイルスに感染したことのある人に人為的に再度感染させ、免疫反応や再感染の有無を調査する試験を開始した写真はロンドンで1日撮影(2021年 ロイター/Henry Nicholls)

[ロンドン 19日 ロイター] - 英国の科学者らは19日、新型コロナウイルスに感染したことのある人に人為的に再度感染させ、免疫反応や再感染の有無を調査する試験を開始した。

英国では2月、新型コロナ感染症の研究を進めるため、健康な人に人為的に感染させる「チャレンジ試験」が世界で初めて承認された。

ただ19日に発表された研究は2月に発表された試験とは異なり、感染歴のある人が対象。免疫反応への理解を深めるのが狙いだ。

オックスフォード大学のワクチン学者で同研究の主任調査員であるヘレン・マクシェーン氏は「今回の研究で得られる情報は、より良いワクチンや治療法の開発を可能にするほか、感染したことのある人が免疫反応を示すかどうかやその期間について理解するのにも役立つ」と述べた。

研究の第1段階では、3カ月以上前に新型コロナに感染したことのある18─30歳の健康な人最大64人にウイルスを投与し、最低17日間の隔離を実施して経過観察する。症状が出た人には米リジェネロンのモノクローナル抗体治療薬が投与される。

第1段階では、被験者の約半数でウイルスが複製を開始する一方で症状がほとんど出ないという状況に必要な最低量を確定させ、夏に開始する第2段階で、この量を用いて別のボランティアで試験を行う。

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