モンデール元駐日米大使が死去、93歳

米副大統領や駐日大使を務めたウォルター・モンデール氏が19日、ミネソタ州ミネアポリスで死去した。写真は、2015年10月20日にジョージワシントン大学で講演するモンデール氏。(2021年 ロイター/Joshua Roberts)
米副大統領や駐日大使を務めたウォルター・モンデール氏が19日、ミネソタ州ミネアポリスで死去した。写真は、2015年10月20日にジョージワシントン大学で講演するモンデール氏。(2021年 ロイター/Joshua Roberts)

[セント・ポール(米ミネソタ州) 19日 ロイター] - 米副大統領や駐日大使を務めたウォルター・モンデール氏が19日、ミネソタ州ミネアポリスで死去した。93歳だった。

1928年、ミネソタ州セイロン生まれ。政治家として公民権、学校統合、消費者保護、農業・労働問題などに取り組んだ。

1977年─81年にカーター政権で副大統領を務めたが、1期で退陣する結果となった。

84年の大統領選に民主党の大統領候補として出馬した際は、主要政党として初めて副大統領候補に女性のジェラルディン・フェラーロ下院議員(当時)を指名。ただこの選挙では、共和党候補のレーガン元大統領に50州中49州で敗北するという歴史的大敗を喫した。

93年─96年にはクリントン政権下で駐日大使を務めた。

カーター元大統領(96)は声明を発表し、モンデール氏の死を悼むとともに、その政治的手腕をたたえた。

死後に公開されたスタッフ宛ての声明には、既に他界した夫人や娘への思慕の情がつづられていた。

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