官民共同の米国CO2貯蔵事業、エクソンが提案 1000億ドル規模

4月19日 米石油大手エクソンモービルは国内の石油化学工場から排出される二酸化炭素(CO2)を回収し、メキシコ湾近くの地下に貯蔵する官民共同事業を提案した。写真は2019年5月、テキサス州ヒューストンで撮影(2021年 ロイター/Loren Elliott)
4月19日 米石油大手エクソンモービルは国内の石油化学工場から排出される二酸化炭素(CO2)を回収し、メキシコ湾近くの地下に貯蔵する官民共同事業を提案した。写真は2019年5月、テキサス州ヒューストンで撮影(2021年 ロイター/Loren Elliott)

[ヒューストン 19日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービルは19日、国内の石油化学工場から排出される二酸化炭素(CO2)を回収し、メキシコ湾近くの地下に貯蔵する官民共同事業を提案した。

エクソンの低酸素ソリューション事業のジョー・ブロンマート社長はインタビューで、2030年までに5000万メートルトンのCO2を回収し、回収能力を40年までに倍増させる計画だと述べ、企業や政府機関から1000億ドル以上の資金支援が必要になると説明した。

テキサス州のヒューストンのメキシコ湾岸沿いには「脱炭素が難しい」産業が集約していると指摘。「二酸化炭素削減コストを引き下げ、雇用を創出し、排出量の削減が可能な経済を作り出せる」と述べた。

エクソンに対しては、よりクリーンな燃料への移行を求める株主の圧力が高まっている。同社は低酸素事業への支出を増やし、温室効果ガスの排出削減を表明している。

このCO2貯蔵プロジェクトでは、石油精製会社や化学会社などに協力を打診しているという。エクソンの広報担当者は「投資家や銀行、政府関係者からは良い手応えを得ている」と語った。

エクソンは、CO2回収が40年までに2兆ドル規模の市場になると見込む。同社は炭素税導入や米国のパリ協定復帰を支持している。

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