英失業率、再び予想外に低下し4.9% 統計局「雇用総じて安定」

[ロンドン 20日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した2020年12月ー21年2月の失業率は4.9%となり、2カ月連続で予想外に低下した。市場は11─1月の5.0%から5.1%に上昇すると予想していた。

対象期間の12ー2月は大部分で新型コロナウイルス流行に伴う厳しいロックダウン(都市封鎖)下にあった。

ONSによると、失業率低下は労働市場から退出した人々の割合が増えていることに関連。求職活動をしていない不就労率は2月までの3カ月で0.2%ポイント上昇した。

税務当局のデータによると、3月の被雇用者数は前月から5万6000人減少。4カ月ぶりのマイナスとなった。ONSによると、新型コロナ流行開始以来の雇用減は81万3000人に拡大した。

ONSの統計専門家、ダレン・モーガン氏は「今回のデータは、昨春の大きなショックを経て、この数カ月の雇用市場が総じて安定していることを示唆している」と説明。「企業再開が見込まれる中、ホスピタリティーといったセクターを中心に、3月は求人が著しく増えた」と述べた。

スナク財務相は3月、一時帰休の労働者向け賃金支援措置を9月末まで延長した。この措置がなければ、失業率ははるかに上昇するとみられている。

英商工会議所のエコノミクス部門責任者、スレン・シル氏は「賃金支援措置の期限が切れた際には労働市場支援のためにさらなる行動が必要になるだろう」と語った。

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