東芝の非上場化に引き続き関心、18日付のCVC書面が明らかに

英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズが東芝に宛てた18日付の書面で、引き続き非上場化に向けて関心があることを伝えていたことが明らかになった。写真は、東芝社長に復帰した綱川氏。2017年8月10日に撮影。(2021年 ロイター/Toru Hanai)
英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズが東芝に宛てた18日付の書面で、引き続き非上場化に向けて関心があることを伝えていたことが明らかになった。写真は、東芝社長に復帰した綱川氏。2017年8月10日に撮影。(2021年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 21日 ロイター] - 英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズが東芝に宛てた18日付の書面で、引き続き非上場化に向けて関心があることを伝えていたことが明らかになった。ロイターが書面を閲覧した。

書面の中でCVCは、買収提案は東芝取締役会と経営陣の全面的な支持が前提だとし、「取締役会の同意がないまま株式公開買い付け(TOB)は実施しない」と説明。東芝経営陣が一部変わり、株主との対話を優先する姿勢を示していることから、「株式の非公開化が経営陣と取締役会の戦略に合うものかどうか、東芝側の説明を待つ」としている。

東芝は20日、同書面を受け取ったことを発表したした上で、具体的な詳細が記載されておらず、CVCからの買収初期提案は「評価不可能」との声明を出していた。[4N2MD2JC]

東芝関係者はロイターに対し、書面はCVCが買収提案を断念したことを意味していると説明。提案は東芝から要請したものではなかったとした。

しかし、CVCは書面の中で、東芝の潜在能力を評価していると指摘。16日に開いた社内の投資委員会で提案が承認されていたことを明らかにした上で、「東芝の非上場化を支持し続ける」と表明した。

CVCの書面について、東芝の広報担当者は、「具体的かつ実現可能性のある提案がなされた場合には、取締役会として真摯に検討する」と述べた。

(山崎牧子、久保信博 編集 橋本浩)

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