ドイツ取引所、コインベースの取引停止 識別コードに問題

ドイツ取引所は4月21日、暗号資産(仮想通貨)交換所大手の米コインベース・グローバルを株式取引システム「クセトラ」とフランクフルト証券取引所で23日の引けまで取引停止にすると発表した。2019年2月、同取引所で撮影(2021年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
ドイツ取引所は4月21日、暗号資産(仮想通貨)交換所大手の米コインベース・グローバルを株式取引システム「クセトラ」とフランクフルト証券取引所で23日の引けまで取引停止にすると発表した。2019年2月、同取引所で撮影(2021年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[ベルリン 21日 ロイター] - ドイツ取引所は21日、暗号資産(仮想通貨)交換所大手の米コインベース・グローバルを株式取引システム「クセトラ」とフランクフルト証券取引所で23日の引けまで取引停止にすると発表した。

取引停止の理由は株式の参照データが不足しているためで、さらなる通知があるまで継続されるという。

コインベースの取引開始に当たり、個別株の識別に必要な「LEIコード」と呼ばれる参照コードに誤ったものが使われ、同取引所によると、取引再開には発行者がLEIを申請する必要がある。

ドイツ取引所傘下の清算・決済サービス、クリアストリームは、規制上の理由から、LEIが提供されなければ、4月23日からフランクフルト証取でコインベース株の取引を決済しないと発表した。

コインベースは14日に米ナスダック市場に上場したばかり。初日の時価総額は一時1000億ドルを超えたが、20日時点では639億ドルまで縮小した。

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