英中銀、クラウド規制強化も 金融安定へのリスク懸念=副総裁

4月21日、イングランド銀行(英中央銀行)のラムスデン副総裁はクラウドデータプロバイダーなどのハイテク企業について、金融システムの安定性へのリスクになり得るとして、規制を強化する可能性を示唆した。英中銀前で2020年11月撮影(2021年 ロイター/John Sibley)
4月21日、イングランド銀行(英中央銀行)のラムスデン副総裁はクラウドデータプロバイダーなどのハイテク企業について、金融システムの安定性へのリスクになり得るとして、規制を強化する可能性を示唆した。英中銀前で2020年11月撮影(2021年 ロイター/John Sibley)

[ロンドン 21日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のラムスデン副総裁は21日、クラウドデータプロバイダーなどのハイテク企業について、金融システムの安定性へのリスクになり得るとして、規制を強化する可能性を示唆した。

最近では、特に新興のフィンテック企業などの金融会社が、業務の中核部分をサードパーティーのハイテク企業に依存するケースが増加。英中銀はかねてより懸念を表明していた。世界的にも規制強化の動きが強まっている。

ラムスデン副総裁は、金融イノベーションに関する会合で「クラウドなどのハイテク企業を含むサードパーティーが中銀の目標に及ぼすかもしれないリスクに対処するため、より強力なツールが必要なのかどうか検討していく」と語った。

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ロイター通信ニュース