火星で初の酸素生成、米探査車が大気中の二酸化炭素から

米航空宇宙局(NASA)は21日、火星探査車パーシビアランスに搭載した装置を使い、火星の大気の96%を占める二酸化炭素から初めて酸素を生成したと発表した。写真は装置搭載時の様子。提供写真(2021年 ロイター/NASA/JPL-Caltech)
米航空宇宙局(NASA)は21日、火星探査車パーシビアランスに搭載した装置を使い、火星の大気の96%を占める二酸化炭素から初めて酸素を生成したと発表した。写真は装置搭載時の様子。提供写真(2021年 ロイター/NASA/JPL-Caltech)

[21日 ロイター] - 米航空宇宙局(NASA)は21日、火星探査車パーシビアランスに搭載した装置を使い、火星の大気の96%を占める二酸化炭素から初めて酸素を生成したと発表した。

NASAは、二酸化炭素から酸素をつくり出す今回の取り組みによって、人類の火星到達に向けたさらなる実験の可能性が広がったとしている。

発表によると、最初に生成された酸素は10分間の呼吸に必要とされる5グラムという「かなり控えめな」量だったという。

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