キャセイ航空、カナダ・豪・NZのパイロット拠点を廃止へ

4月22日、香港のキャセイ・パシフィック航空は、カナダにあるパイロット拠点の閉鎖を決めたと発表した。オーストラリア、ニュージーランドにあるパイロット拠点も閉鎖の方向で検討している。写真は香港で昨年10月撮影(2021年 ロイター/Lam Yik)
4月22日、香港のキャセイ・パシフィック航空は、カナダにあるパイロット拠点の閉鎖を決めたと発表した。オーストラリア、ニュージーランドにあるパイロット拠点も閉鎖の方向で検討している。写真は香港で昨年10月撮影(2021年 ロイター/Lam Yik)

[22日 ロイター] - 香港のキャセイ・パシフィック航空は、カナダにあるパイロット拠点の閉鎖を決めたと発表した。オーストラリア、ニュージーランドにあるパイロット拠点も閉鎖の方向で検討している。

同社によると、カナダ拠点の閉鎖は決定事項だが、豪およびNZについてはまだ提案の段階で、従業員との協議を経て決定されるという。ただ、公式に表明された決定が覆る例は少ない。

欧米のパイロット拠点については、まだ決定事項はないとしている。海外を拠点とする同社の旅客機パイロットは昨年5月以降、乗務を行っていない。

キャセイはすでに、海外の客室乗務員基地を閉鎖したほか、傘下の地域航空会社キャセイ・ドラゴン航空の運航を停止。5900人以上の雇用を削減している。継続雇用となった従業員も雇用維持のためには給与削減に同意する必要があった。

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