米AT&T、第1四半期は売上高が予想上回る 携帯契約増加

米通信大手AT&Tが22日発表した第1・四半期決算は、売上高が約3%増の439億ドルと、市場予想平均の426億9000万ドルを上回った。写真はAT&Tのロゴ。2019年9月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)
米通信大手AT&Tが22日発表した第1・四半期決算は、売上高が約3%増の439億ドルと、市場予想平均の426億9000万ドルを上回った。写真はAT&Tのロゴ。2019年9月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

[22日 ロイター] - 米通信大手AT&Tが22日発表した第1・四半期決算は、売上高が約3%増の439億ドルと、市場予想平均の426億9000万ドルを上回った。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を抑制する制限措置が緩和され米経済が再開されたことにより、携帯電話契約者数が増加したほか、メディア事業が好調だった。

株価は午後の取引で4.4%高の31.45ドル。

第1・四半期の携帯電話契約者数は59万5000人純増で、アナリスト予想の2倍超となった。

また、2021年に劇場で公開される映画を同時にストリーミングサービスで提供する方針を受け、有料ケーブルチャンネル「HBO」と動画配信サービス「HBOマックス」で270万人の新規加入者を獲得した。両サービスの加入者数は全世界で6390万人。

劇場公開された「ゴジラVSコング」の興行収入は米国で8000万ドル以上、世界で3億ドル以上となった。

第1・四半期の一時項目を除く1株利益は0.86ドル。アナリスト予想は0.78ドルだった。

HBOなどを手掛けるワーナーメディアの売上高は9.8%増の85億ドル。

米国で引き続き在宅勤務が増加していることに伴い、インターネット新規契約者数は23万5000人だった。

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