暗号資産の提供には当局の指針が必要=チャールズ・シュワブCEO

4月22日、米ネット証券大手、チャールズ・シュワブのベティンガー最高経営責任者(CEO)は暗号資産市場を「注意深く」かつ「慎重に」見ているとして、その売買機能の提供を検討する前に、規制当局がデジタル通貨に関する指針を示す必要があると述べた。写真は暗号資産のイメージ。台北で2020年11月撮影(2021年 ロイター/Ann Wang)
4月22日、米ネット証券大手、チャールズ・シュワブのベティンガー最高経営責任者(CEO)は暗号資産市場を「注意深く」かつ「慎重に」見ているとして、その売買機能の提供を検討する前に、規制当局がデジタル通貨に関する指針を示す必要があると述べた。写真は暗号資産のイメージ。台北で2020年11月撮影(2021年 ロイター/Ann Wang)

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米ネット証券大手、チャールズ・シュワブのベティンガー最高経営責任者(CEO)は22日、暗号資産市場を「注意深く」かつ「慎重に」見ているとして、その売買機能の提供を検討する前に、規制当局がデジタル通貨に関する指針を示す必要があると述べた。

同CEOは、アナリストとの電話会議で「規制当局の指針がより明確になることを期待している」と表明。もし、それが実現すれば、他の投資商品の場合と同様、シュワブもこの分野に参入するとの見解を示した。

米国証券取引委員会(SEC)は間もなく、暗号資産に関する初めてのガイドラインの草案を策定するとみられる。SECはこれまで暗号資産に特化した規制を採用しておらず、その扱いが不透明だとの指摘もあった。

低金利下で高利回り資産を求める投資家の影響もあり、近年、暗号通貨の価値は何倍にも上昇してきている。

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