4月製造業ＰＭＩ、3年ぶり高水準＝ａｕじぶん銀・マークイット

Newsfrom Japan

2021.04.23

ａｕじぶん銀・マークイットが２３日発表した４月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値は５３．３となり、３月の５２．７から上昇した。写真は、浜松市内のモーター製造ライン。２０１６年８月２３日に撮影。（２０２１年　ロイター／Kim Kyung-Hoon）

［東京　２３日　ロイター］ - ａｕじぶん銀・マークイットが２３日発表した４月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値は５３．３となり、３月の５２．７から上昇した。２０１８年４月以来３年ぶりの高水準。非製造業のＰＭＩは４８．３となり、３月から横ばいだった。

製造業ＰＭＩは、景気の分かれ目である５０を３カ月連続で超えた。生産や新規受注が堅調に増加。新規輸出事業も加速した。

非製造業のＰＭＩは５０を下回り、サービス業全体で事業活動の悪化が続いていることを示した。

調査を委託されているＩＨＳマークイットのエコノミストは、「多くの民間企業は今後１２カ月の業況が全体的に回復すると楽観的な見通しを示したが、新型コロナウイルスの影響が継続することを懸念している」と指摘した。

(杉山健太郎)