中国大使館、英議会の新疆巡る動議採択に抗議 「誤りを正すべき」

英国の中国大使館は23日、中国新疆ウイグル自治区でジェノサイド(民族大量虐殺)が起きているとして英政府に行動を求める動議が英議会で採択されたことを受け、これに抗議するとともに、英国は「誤った行動を直ちに正すべき」とする声明を発表した。写真は両国の国旗。2015年9月撮影。代表撮影(2021年 ロイター)
英国の中国大使館は23日、中国新疆ウイグル自治区でジェノサイド(民族大量虐殺)が起きているとして英政府に行動を求める動議が英議会で採択されたことを受け、これに抗議するとともに、英国は「誤った行動を直ちに正すべき」とする声明を発表した。写真は両国の国旗。2015年9月撮影。代表撮影(2021年 ロイター)

[23日 ロイター] - 英国の中国大使館は23日、中国新疆ウイグル自治区でジェノサイド(民族大量虐殺)が起きているとして英政府に行動を求める動議が英議会で採択されたことを受け、これに抗議するとともに、英国は「誤った行動を直ちに正すべき」とする声明を発表した。

英議会は今週、新疆ウイグル自治区で少数民族が苦しんでいるジェノサイドの終結に向けて政府に行動を起こすよう求め、中国政府への批判を強めるよう圧力を掛けた。

中国大使館は声明で「一部の英国議員による、新疆で『ジェノサイド』が起きているとする根拠のない主張は大それたうそで、中国国民に対する法外な侮辱であり、国際法と国際関係の基本を大きく逸脱するものだ」と反論。

「中国は英国によるあからさまな内政干渉に強く抗議する」とした。

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