英規制当局、金融機関幹部の黒人起用促進策などを検討

[ロンドン 22日 ロイター] - 英金融行動監視機構(FCA)は、国内金融機関の黒人社員を幹部レベルで増やすための方策を検討している。

FCAの消費者・競争部門担当エグゼクティブディレクター、シェルドン・ミルズ氏は22日の講演で、職場での黒人差別は露骨ではないが陰湿で、成功を阻害する要因になっていると指摘。FTSE100種採用大手企業の会長、最高経営責任者(CEO)、最高財務責任者(CFO)297人中、人種面でのマイノリティーは10人に過ぎず、過去6年で初めて黒人がゼロになったと指摘した。

投資運用担当者に黒人が占める割合は1%以下。2009─19年にベンチャーキャピタル(VC)の資金調達を受けた黒人起業家はわずか38人で、投資資金は全体の0.24%で、黒人女性の起業家への投資は0.02%にとどまった。

ミルズ氏は、「企業内の改善を望んでいるが、FCAの権限をどう生かすか検討している」と述べた。

FCAは、ダイバーシティ&インクルージョン(人材の多様性と受容)の面から上場基準を検討することを表明しており、ミルズ氏は監督企業がシニアレベル社員の多様性を満たしていない場合、説明を求めるなどの対策を検討していると語った。

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