イラク首都の新型コロナ治療病院で爆発火災、82人が死亡

4月25日、イラク首都バグダッドの新型コロナウイルス治療を行っている病院で24日、酸素ボンベが爆発して火災が発生、少なくとも82人が死亡した。写真はバグダッドのIbn Khatib病院に集まる人々。25日撮影(2021年 ロイター/Thaier Al-Sudani)
4月25日、イラク首都バグダッドの新型コロナウイルス治療を行っている病院で24日、酸素ボンベが爆発して火災が発生、少なくとも82人が死亡した。写真はバグダッドのIbn Khatib病院に集まる人々。25日撮影(2021年 ロイター/Thaier Al-Sudani)

[バグダッド 25日 ロイター] - イラク首都バグダッドの新型コロナウイルス治療を行っている病院で24日、酸素ボンベが爆発して火災が発生、少なくとも82人が死亡した。内務省の報道官が25日明らかにしたところでは、負傷者も110人前後に上っており、死者と負傷者の大半は入院患者だった。

カディミ首相は、爆発火災の原因調査を進める間、保健相の職務を停止。現場付近は焼け焦げたがれきや砕けたガラス片が散乱しており、治安部隊が周囲に非常線を張って警戒に当たっている。

イラクではこれまでの戦争や制裁などで医療関係のインフラが大打撃を受けていた中で、新型コロナ危機に見舞われて対応に苦戦。新型コロナの累計感染者数は100万人を超え、死者は1万5257人に達した。

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