コロナワクチン、来年は供給過剰に=米モデルナCEO

4月23日、米バイオ医薬品企業モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスワクチンについて、製薬各社は今年、可能な限り多くのワクチン製造に集中するべきだが、来年は世界の生産能力が需要を上回る可能性があるとの見方を示した。写真は米ニューメキシコ州コロンバスで16日撮影(2021年 ロイター/Paul Ratje)
4月23日、米バイオ医薬品企業モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスワクチンについて、製薬各社は今年、可能な限り多くのワクチン製造に集中するべきだが、来年は世界の生産能力が需要を上回る可能性があるとの見方を示した。写真は米ニューメキシコ州コロンバスで16日撮影(2021年 ロイター/Paul Ratje)

[ジュネーブ 23日 ロイター] - 米バイオ医薬品企業モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)は23日、新型コロナウイルスワクチンについて、製薬各社は今年、可能な限り多くのワクチン製造に集中するべきだが、来年は世界の生産能力が需要を上回る可能性があるとの見方を示した。

バンセル氏はワクチン製造に関するオンラインイベントで、同社が今年最大で10億回分、来年は14億回分を生産する見通しだとした上で、「来年は地球上の人々にとってワクチンがあまりに多過ぎる事態になるだろう」と語った。

バンセル氏はまた、同社が変異ウイルスに対応したブースター(追加免疫)ワクチンの開発に注力しており、北半球で夏の終わりか秋の初めまでの承認を目指していると述べた。

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