サムスン物産の子会社、テキサス州で太陽光発電所の建設検討

4月24日、韓国のサムスン物産の子会社は、米テキサス州に6億7300万ドル規模の太陽光発電所を建設することを検討している。写真はソウルで2016年4月撮影(2021年 ロイター/Kim Hong-Ji)
4月24日、韓国のサムスン物産の子会社は、米テキサス州に6億7300万ドル規模の太陽光発電所を建設することを検討している。写真はソウルで2016年4月撮影(2021年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[バークレー(米カリフォルニア州) 24日 ロイター] - 韓国のサムスン物産の子会社は、米テキサス州に6億7300万ドル規模の太陽光発電所を建設することを検討している。

2023年12月から発電した電力の販売を開始することを目指す。ロイターが入手した文書で明らかになった。

建設予定地はテキサス州ミラム郡で、サムスン電子の半導体工場があるオースティンから車で2時間弱の距離にある。

着工は2022年6月の予定。発電能力は全体で700メガワット前後になる見通し。

サムスン物産の関係者はロイターに、サムスン・リニューアブル・エナジーが「州と認可手続きを進めている」と述べた。サムスン物産は投資の誘致を目指しているが、現時点でサムスン電子とは協議していないという。

サムスン電子、米インテル、台湾積体電路製造(TSMC)などの半導体メーカーは、二酸化炭素の排出を減らすため、再生可能エネルギーの利用を拡大する方針を示している。

テキサス州では今年、寒波に伴う電力危機で、サムスン電子などの半導体工場が生産停止を余儀なくされた。

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