キヤノン、通期利益を上方修正 半導体関連「引く手あまた」

キヤノンは26日、2021年12月期の連結営業利益(米国基準)予想を前年比79.1%増の1980億円に上方修正した。写真は、同社のロゴ。2016年2月25日に撮影。(2021年 ロイター/Thomas Peter)
キヤノンは26日、2021年12月期の連結営業利益(米国基準)予想を前年比79.1%増の1980億円に上方修正した。写真は、同社のロゴ。2016年2月25日に撮影。(2021年 ロイター/Thomas Peter)

[東京 26日 ロイター] - キヤノンは26日、2021年12月期の連結営業利益(米国基準)予想を前年比79.1%増の1980億円に上方修正した。世界的な半導体不足で露光装置が好調だという。

IBESのコンセンサス予想では、アナリスト18人の通期営業益予想の平均値は1699億円だった。

決算の詳細は以下の通り。

*従来の営業利益見通しは1585億円。前年比43.4%増。

*通期売上見通しも3兆5000億円へ上方修正。従来予想から1000億円増。

*露光装置含む「インダストリアルその他」部門の通期売上高予想は5551億円。

*前期比20.3%増。

*第1・四半期の営業利益は前年比2.1倍の705億円だった。

会見した田中稔三副社長の主な発言は以下の通り。

*「半導体部品はあらゆるものが不足している。引く手あまたという状況」

*「中国で半導体製品を扱うメーカーが増えており、需要が膨らんでいる」

*「現在の受注状況、今までにないぐらいの数量」

*「過去に経験したことがないというとオーバーだが、市場は非常に力強い反応」

*「十分に製造装置を供給できるか不安なぐらい、受注が膨らんでいる」

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