カナダ中銀、21年下期に強い経済成長見込む

4月27日、カナダ銀行(中央銀行)は同国経済について、新型コロナウイルスワクチン接種の進展に伴い今年下半期に消費が主導する形で強い成長を遂げると見込む。マックレム総裁が明らかにした。写真はオタワのカナダ中銀。2017年撮影(2021年 ロイター/Chris Wattie)
4月27日、カナダ銀行(中央銀行)は同国経済について、新型コロナウイルスワクチン接種の進展に伴い今年下半期に消費が主導する形で強い成長を遂げると見込む。マックレム総裁が明らかにした。写真はオタワのカナダ中銀。2017年撮影(2021年 ロイター/Chris Wattie)

[オタワ 27日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は同国経済について、新型コロナウイルスワクチン接種の進展に伴い今年下半期に消費が主導する形で強い成長を遂げると見込む。マックレム総裁が27日、明らかにした。

総裁は下院財政委員会に対し、経済のスラック(需給の緩み)が来年下半期に吸収されるとの中銀の見通しを巡ってはかなりの不透明感があると改めて述べた。

中銀は先週、国債の買い入れ目標を引き下げるとともに経済見通しを大幅に上方修正し、来年終盤にも利上げに踏み切る可能性をほのめかした。

マックレム総裁は、新型コロナウイルスの状況が最大の不透明要因になり得ると指摘。

「悪い第3波が起きており、乗り切る必要がある。通常の活動に戻ることができれば、消費者がお金を使い、これが回復を主導するとわれわれは考える」とした。

一部の業種はコロナの世界的大流行(パンデミック)で大きな痛手を負ったとの認識も示した上で、最大雇用はインフレ率を中銀が目標とする2%に維持するために重要だと語った。

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