豪当局、アップルとグーグルのアプリストア規制も、支配力に懸念

4月28日 豪競争当局のオーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)はアルファベット傘下のグーグルやアップルのアプリストアが持つ巨大な市場支配力について、両社が懸念を和らげる措置を取らなければ規制が必要になる可能性があると指摘した。写真はフランス・パリのアップルストア。2020年7月撮影(2021年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
4月28日 豪競争当局のオーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)はアルファベット傘下のグーグルやアップルのアプリストアが持つ巨大な市場支配力について、両社が懸念を和らげる措置を取らなければ規制が必要になる可能性があると指摘した。写真はフランス・パリのアップルストア。2020年7月撮影(2021年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

[28日 ロイター] - 豪競争当局のオーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は28日、アルファベット傘下のグーグルやアップルのアプリストアが持つ巨大な市場支配力について、両社が懸念を和らげる措置を取らなければ規制が必要になる可能性があると指摘した。

アップルの「アップストア」およびグーグルの「プレイストア」の世界的な支配力を巡っては、売り上げをシェアする強制的な支払いや包括的な厳しい規則に対して一部のアプリメーカーが批判の声を上げている。

ACCCはデジタルプラットフォームサービスに関する暫定調査報告書の中で、アプリ開発業者は顧客に別の支払いオプションを提供することが認められるべきで、グーグルとアップルが集めた情報は両社のその他の事業運営とは切り離されるべきだとした。

また、事前にインストールされたり、デフォルトとなったりしているアプリを消費者が変更・削除することを認めるべきとした。

アップルとグーグルからは今のところコメントを得られていない。

ACCCのシムズ委員長は、他国での法律改正状況なども調べるとしつつ、「アップルとグーグルが指摘されている懸念に対処する措置を取らなければ規制が必要になる可能性がある」と述べた。

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