TDK、今期営業益予想は34.5%増の1500億円 市場予想を下回る

TDKは28日、2022年3月期(今期)の連結営業利益(米国会計基準)が前期比34.5%増の1500億円になる見通しと発表した。写真はTDKのロゴ。2016年撮影。(2021年 ロイター/Toru Hanai )
TDKは28日、2022年3月期(今期)の連結営業利益(米国会計基準)が前期比34.5%増の1500億円になる見通しと発表した。写真はTDKのロゴ。2016年撮影。(2021年 ロイター/Toru Hanai )

[東京 28日 ロイター] - TDKは28日、2022年3月期(今期)の連結営業利益(米国会計基準)が前期比34.5%増の1500億円になる見通しと発表した。リモート需要でノートパソコンやタブレット端末の生産台数が高水準を維持するとみているほか、脱炭素化の動きに伴う家電用蓄電システムなどの需要拡大も見込む。

IBESがまとめたアナリスト20人の予想平均値は1638億円だった。

決算の詳細は以下の通り。

*今期売上高予想は前期比8.2%増の1兆6000億円

*今期純利益予想は前期比26.0%増の1000億円

*前期の営業利益は14%増の1115億円

*前期の売上高は8.5%増の1兆4790億円

*エナジー応用製品セグメントでは、ICT市場と産業機器市場向けが大幅増加

*コンデンサを主とする受動製品セグメントでも同市場向けが好調

*海外売上高は前期比8.7%増の1兆3618億円、構成は中国が56.8%でトップ、前期比17.7%増

*子会社ATLと自動車用動力バッテリー中国大手の宇徳時代新能源科技股(中国福建省、CATL)が業務提携を締結

*CATLとの提携、家庭用蓄電システムや電動二輪車、その他産業向け中型二次電池の開発

(写真を追加しました。)

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