英銀ロイズ、第1四半期の利益が予想上回る CEO交代へ

英ロイズ・バンキング・グループが28日発表した第1・四半期(1─3月期)決算は、利益が市場予想を上回った。写真はロンドンのロイズ本社。2018年撮影。(2021年 ロイター/Simon Dawson )
英ロイズ・バンキング・グループが28日発表した第1・四半期(1─3月期)決算は、利益が市場予想を上回った。写真はロンドンのロイズ本社。2018年撮影。(2021年 ロイター/Simon Dawson )

[ロンドン 28日 ロイター] - 英ロイズ・バンキング・グループが28日発表した第1・四半期(1─3月期)決算は、利益が市場予想を上回った。

第1・四半期の税引き前利益は19億ポンド(26億4000万ドル)で、アナリストの平均予想の11億ポンドを上回った。前年同期は7400万ポンドだった。

不良債権処理費用4億5900万ポンドを取り崩したことが利益を押し上げた。

ロイズは、今年の有形自己資本利益率を8─10%、純利ざやは2.45%以上との見通しを示した。費用は75億ポンド以下に抑制される。

オルタ・オソリオ最高経営責任者(CEO)は、今四半期の決算を最後に10年務めたロイズを去り、苦境にあるスイス銀行大手クレディ・スイスの会長に就任する予定。代わってHSBC幹部のチャーリー・ヌン氏が8月にロイズのCEOに就任する。

(c) Copyright Thomson Reuters 2021. Click For Restrictions -
https://agency.reuters.com/en/copyright.html

ロイター通信ニュース