三井住友、ベトナム消費者金融最大手に出資へ 1500億円規模

三井住友フィナンシャルグループは28日、ベトナムの消費者金融最大手、FEクレジットに出資すると発表した。関係者によると、出資額は1000億円超だという。写真はグループの三井住友銀行の看板。2014年撮影。(2021年 ロイター/Yuya Shino/File Photo )
三井住友フィナンシャルグループは28日、ベトナムの消費者金融最大手、FEクレジットに出資すると発表した。関係者によると、出資額は1000億円超だという。写真はグループの三井住友銀行の看板。2014年撮影。(2021年 ロイター/Yuya Shino/File Photo )

[東京 28日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループは28日、ベトナムの消費者金融最大手、FEクレジットに出資すると発表した。最大で約1500億円を投じて持分法適用会社化する。

2015年に設立されたFEクレジットは、ベトナム大手銀VPバンクの完全子会社で、個人消費者向けに無担保ローンやクレジットカードなどを提供している。

三井住友FGの連結子会社であるSMBCコンシューマーファイナンスが、VPバンクの持ち分49%を取得する。三井住友は、投資2年目に採算基準を達成する見込みだとしている。

三井住友FGは、これまでインドネシアを中心としたアジア事業の強化を図ってきた。今回の出資もグループのアジアにおける成長戦略の一環と位置付けており、経済成長が見込まれるベトナムでの事業基盤を拡大する狙いがある。

*出資額に関する記述を追加しました

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