エアバス、第1四半期は調整後営業利益が増加 見通し据え置き

4月29日、欧州航空機大手エアバスが発表した第1・四半期決算は、調整後の営業利益が増加した。ただ、新型コロナウイルス禍が続く中、先行きが不透明だとして、見通しは据え置いた。写真はエアバスのロゴ。仏トゥールーズで3月撮影(2021年 ロイター/Stephane Mahe)
4月29日、欧州航空機大手エアバスが発表した第1・四半期決算は、調整後の営業利益が増加した。ただ、新型コロナウイルス禍が続く中、先行きが不透明だとして、見通しは据え置いた。写真はエアバスのロゴ。仏トゥールーズで3月撮影(2021年 ロイター/Stephane Mahe)

[パリ 29日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバスが29日に発表した第1・四半期決算は、調整後の営業利益が増加した。ただ、新型コロナウイルス禍が続く中、先行きが不透明だとして、見通しは据え置いた。

調整後営業利益は147%増の6億9400万ユーロ(約8億4160万ドル)。民間航空機とヘリコプター事業がけん引した。売上高は2%減の104億6000万ユーロ。

同社がまとめたアナリストのコンセンサス予想を小幅に上回った。航空機の納入増や、コロナ禍を受けて実施中の再編計画が背景にある。

ギヨム・フォーリ最高経営責任者(CEO)は「第1・四半期は、われわれの産業にとって危機はまだ終わっておらず、市場が引き続き不透明であることを示した」と述べた。

通年については、民間航空機の納入数を前年と同水準の566機と予想。調整後営業利益は20億ユーロ、フリーキャッシュフローはトントンと見込んでいる。

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