ユーロ圏景況感指数、4月は110.3に上昇 製造・サービスともに改善

[ブリュッセル 29日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会が発表した4月のユーロ圏景況感指数は110.3で、3月の100.9から上昇し、ロイターがまとめたコンセンサス予想(102.2)も上回った。新型コロナウイルスワクチン接種が本格化する中、全てのセクターが改善を示した。

製造業景況感指数は10.7で3月の2.1から上昇。予想(4.0)以上の回復を示した。サービス部門の景況感もマイナス9.6からプラス2.1に急回復した。

消費者信頼感確報値はマイナス8.1で、3月のマイナス10.8から改善した。

製造業の販売価格期待指数は24.1。3月の17.5から上昇し、2011年3月に記録した2000年以降の最高(25.5)に迫った。

消費者は今後12カ月にインフレが加速すると予想し始めている。消費者インフレ期待指数は19.6で、2000年以降の平均を上回った。

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