中国、鉄鋼製品の輸出入税関連措置を調整 供給確保へ

4月28日 中国財政省は一部鉄鋼製品の輸入関税を免除し、大方の鉄鋼製品について輸出税の還付措置を廃止する方針を示した。写真は鉄鋼製品の工場。2018年8月、重慶市の長寿区で撮影(2021年 ロイター/Damir Sagolj)
4月28日 中国財政省は一部鉄鋼製品の輸入関税を免除し、大方の鉄鋼製品について輸出税の還付措置を廃止する方針を示した。写真は鉄鋼製品の工場。2018年8月、重慶市の長寿区で撮影(2021年 ロイター/Damir Sagolj)

[北京 28日 ロイター] - 中国財政省は28日、一部鉄鋼製品の輸入関税を免除し、大方の鉄鋼製品について輸出税の還付措置を廃止する方針を示した。同国は国内需要に対応するため、供給の確保を目指している。

同省が中国国務院(内閣に相当)の方針として発表した声明によると、銑鉄、粗鋼、鉄スクラップ、クロム鉄などの製品の一時的な輸入関税が5月1日から免除される。

また、同省の別の声明によると、146の鉄鋼製品は輸出税の還付が5月1日から廃止になる。

華泰期貨のアナリスト、Wang Yingwu氏は「還付の調整は市場の予想以上となった。熱延鋼板製品が対象とみられていたが、冷延鋼板も対象となった」と述べた。

中信証券のアナリストのTang Chuanlin氏は、約3335万トンの鉄鋼輸出が税還付廃止の影響を受ける可能性があるとの見方を示した。

2020年の中国の鉄鋼製品輸出は5367万トン、輸入は2023万トンだった。

Tang氏は「全般的な鉄鋼生産減少による国内の供給不足を補う準備だ」と指摘した。

同省の声明によると、高純度の銑鉄とクロム鉄は一時的な輸出税がそれぞれ15%、20%に引き上げられる。

同省はこうした変更により鉄鋼セクターはエネルギー消費が減少し、革新が促されるとした。

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