世界のFDI、昨年は15年ぶり低水準 投資先トップは中国

経済協力開発機構(OECD)は30日、2020年の世界の海外直接投資(FDI)が15年ぶり低水準に落ち込んだと発表した。投資先の1位は中国で、米国を抜いた。米ドルと人民元紙幣のイラスト。(2021年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
経済協力開発機構(OECD)は30日、2020年の世界の海外直接投資(FDI)が15年ぶり低水準に落ち込んだと発表した。投資先の1位は中国で、米国を抜いた。米ドルと人民元紙幣のイラスト。(2021年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[パリ 30日 ロイター] - 経済協力開発機構(OECD)は30日、2020年の世界の海外直接投資(FDI)が15年ぶり低水準に落ち込んだと発表した。投資先の1位は中国で、米国を抜いた。

新型コロナウイルスの世界的流行で、20年の世界のFDIは38%減の8460億ドルで05年以来の低水準。世界の総生産に占める割合は1%で、1999年以来の低水準だった。

OECDは今年のFDIについて、昨年後半から今年これまでの国境を越えた企業の合併・買収により増加すると予想している。

中国と米国に続いてインドとルクセンブルクが投資先上位を占めた。

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