米シェブロン、第1四半期は29%減益 精製マージン低下響く

4月30日、米石油大手シェブロンが発表した第1・四半期決算は、原油高の恩恵が精製マージンの低下などで相殺され、29%の減益となった。写真は2016年4月、米カリフォルニア州で撮影(2021年 ロイター/Lucy Nicholson)
4月30日、米石油大手シェブロンが発表した第1・四半期決算は、原油高の恩恵が精製マージンの低下などで相殺され、29%の減益となった。写真は2016年4月、米カリフォルニア州で撮影(2021年 ロイター/Lucy Nicholson)

[ヒューストン 30日 ロイター] - 米石油大手シェブロンが30日発表した第1・四半期決算は、原油高の恩恵が精製マージンの低下などで相殺され、29%の減益となった。

利益は17億2000万ドル(1株当たり0.90ドル)と、前年同期の24億5000万ドル(同1.31ドル)から減少した。前年は資産売却益などとして約6億8000万ドルを計上していた。

純利益は14億ドル(同0.72ドル)と、36億ドル(同1.93ドル)から減少した。

事業のキャッシュフローは42億ドルと、市場予想を10億ドル以上下回った。

ブレバー最高財務責任者(CFO)によると、冬季の悪天候で3億ドル相当の生産が失われた。

第1・四半期の設備投資は25億ドル。前年同期の44億ドルから減少した。シェブロンは今年は国内シェールオイルを含む設備投資を控えるとしている。

(c) Copyright Thomson Reuters 2021. Click For Restrictions -
https://agency.reuters.com/en/copyright.html

ロイター通信ニュース