WHO、モデルナ製ワクチン緊急使用登録 中国2社製は来週判断

4月30日、世界保健機関(WHO)のシモン事務局長補は、米モデルナに加え、中国2企業が製造する新型コロナウイルスワクチンについて、来週末までに緊急時使用リストに登録するかどうか判断すると明らかにした。写真は2015年1月、ジュネーブで撮影(2021年 ロイター/Pierre Albouy)
4月30日、世界保健機関(WHO)のシモン事務局長補は、米モデルナに加え、中国2企業が製造する新型コロナウイルスワクチンについて、来週末までに緊急時使用リストに登録するかどうか判断すると明らかにした。写真は2015年1月、ジュネーブで撮影(2021年 ロイター/Pierre Albouy)

[ジュネーブ 30日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は30日、米モデルナの新型コロナウイルスワクチンを緊急時使用リストに登録したと発表した。米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンなどに続き、5例目となる。

シモン事務局長補はコロナワクチンの平等分配のための枠組み「COVAXファシリティー」の主要なワクチン供給国であるインドが国内感染者の急増により輸出を制限していることなどから、より多くのワクチンを用意することが重要だと述べた。

中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)と中国医薬集団(シノファーム)がそれぞれ開発しているワクチンについては、来週末までに緊急時使用リストに登録するかどうか判断する。

*情報を追加しました。

(c) Copyright Thomson Reuters 2021. Click For Restrictions -
https://agency.reuters.com/en/copyright.html

ロイター通信ニュース