中国、よりバランスの取れた経済回復目指す=中央政治局

4月30日、中国共産党中央政治局は、中国の経済回復は依然として不均一で、その基盤は強固なものではないとの見方を示した。国営新華社通信が報じた。よりバランスの取れた経済回復を目指すという。写真は2020年4月、北京で撮影(2021年 ロイターThomas Peter)
4月30日、中国共産党中央政治局は、中国の経済回復は依然として不均一で、その基盤は強固なものではないとの見方を示した。国営新華社通信が報じた。よりバランスの取れた経済回復を目指すという。写真は2020年4月、北京で撮影(2021年 ロイターThomas Peter)

[北京 30日 ロイター] - 中国共産党中央政治局は30日、中国の経済回復は依然として不均一で、その基盤は強固なものではないとの見方を示した。国営新華社通信が報じた。よりバランスの取れた経済回復を目指すという。

報道によると、中国は内需の急回復を促進し、製造業と民間投資の可能な限り早い回復を奨励。「現在の経済回復は不均一で、その基盤は強固なものではない」とした上で、「マクロ政策を完全に実施し、マクロ政策の継続性、安定性、持続性を維持して急に変更しないことが必要だ」とした。

また流動性を適度に維持し、実体経済や主要セクター、経済の脆弱な部分に対する支援を強化すべきであるほか、今後5年間の経済成長を持続させるために供給側の改革深化に一段と注力すべきと強調。人民元を基本的に安定させながら、経済活動を合理的な範囲にとどめることを目指すとした。

住宅市場に関しては「住宅は住むためのものであり、投機のためのものではない」と改めて示した上で、賃貸住宅や手頃な値段の公共住宅の供給を促進し、様々な不動産市場での投機を防止するとした。

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