独製造業PMI改定値、4月は66.2 高水準続く

IHSマークイットが発表した4月のドイツ製造業購買担当者景気指数 (PMI)改定値は速報値から下方修正されたものの、過去最高だった3月に近い水準を維持した。写真はフォルクスワーゲンの工場。昨年4月撮影。代表撮影(2021年 ロイター)
IHSマークイットが発表した4月のドイツ製造業購買担当者景気指数 (PMI)改定値は速報値から下方修正されたものの、過去最高だった3月に近い水準を維持した。写真はフォルクスワーゲンの工場。昨年4月撮影。代表撮影(2021年 ロイター)

[ベルリン 3日 ロイター] - IHSマークイットが発表した4月のドイツ製造業購買担当者景気指数 (PMI)改定値は66.2だった。速報値の66.4から下方修正されたものの、過去最高だった3月の66.6に近い水準を維持した。

ドイツの製造業は新型コロナウイルス対策の規制もほとんど影響せず、年初からは米国や中国からの需要を受けて生産が加速した。

IHSマークイットのプリンシパル・エコノミスト、フィル・スミス氏は、ドイツの製造業に対する需要は強く、生産は依然新規受注に追いついていないと指摘した。

4月の雇用創出は約2年半ぶりの伸びとなったが、供給問題は依然、製造業の成長見通しにとってリスク要因だという。

原材料や半導体などの部品の不足は、自動車産業を中心に向かい風になっている。

同氏は「製造業者は供給問題に懸念も抱いているが、総じて今後1年についてかなり強気の見通しを維持している。問題は一時的で、需給の状況はともに改善するとの見通しをもっている」と述べた。

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