EU、域外からの渡航規制緩和を提案 夏の観光活性化視野に

EUの政策執行機関である欧州委員会は3日、新型コロナウイルス感染拡大抑制に向けた渡航規制を来月に緩和することを提言した。写真は2月5日、パリ近郊のシャルル・ド・ゴール国際空港で撮影(2021年 ロイター/Gonzalo Fuentes/File Photo)
EUの政策執行機関である欧州委員会は3日、新型コロナウイルス感染拡大抑制に向けた渡航規制を来月に緩和することを提言した。写真は2月5日、パリ近郊のシャルル・ド・ゴール国際空港で撮影(2021年 ロイター/Gonzalo Fuentes/File Photo)

[ブリュッセル 3日 ロイター] - 欧州連合(EU)の政策執行機関である欧州委員会は3日、新型コロナウイルス感染拡大抑制に向けた渡航規制を来月に緩和することを提言した。夏の旅行シーズンを控え、低迷する観光業を支援するため、EU域外からの渡航受け入れ拡大を目指す。

欧州委の草案によると、新型コロナワクチンの接種を完了した渡航者および、感染状況が比較的良好とされる国からの渡航者の受け入れを認める方針。フォンデアライエン委員長は「安全な方法で観光産業を再活性化する時期だ」とツイッターに投稿した。

EU加盟国は4日から、同草案を巡り討議を開始する見通し。

現行の規制では、ワクチン接種の有無にかかわらず、オーストラリアやシンガポールなど7カ国に限ってEUへの渡航が認められており、検査や隔離措置も義務付けられている。

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