米建設支出、3月は0.2%増とさえず 非住宅建設など軟調

[ワシントン 3日 ロイター] - 米商務省が3日発表した3月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.2%増と、市場予想の1.9%増を大幅に下回る伸びとなった。住宅建設が好調だった一方、非住宅建設と公共部門の支出が軟調だった。

2月は0.6%減少していた。3月は前年同月比で5.3%増だった。建設支出は国内総生産(GDP)の約4%を占める。

前月比での内訳は、民間部門が0.7%増。一戸建て住宅の建設が押し上げ要因だった。住宅の需要は大きいものの、資材の値段が上がっていることに加え用地と労働力が不足しており、供給が追いついていない。民間部門は2月に0.3%減少していた。

住宅建設は1.7%増加。2月は0.1%増加していた。

ガス・油井掘削などの非住宅建設は0.9%減少。石油探索・掘削の投資が持ち直す一方で商業用・医療建築の投資が減り、第1・四半期は非住宅建設の設備投資が6四半期連続でマイナスとなった。

公共部門は1.5%減少。2月も1.6%減少していた。州・地方政府の支出が1.4%減、連邦政府は2.1%減だった。

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