バフェット氏「後継者はアベル氏」、CNBCに明かす
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[3日 ロイター] - 米投資会社バークシャー・ハザウェイを率いる著名投資家ウォーレン・バフェット氏(90)は、自身が引退する場合、グレッグ・アベル副会長(58)が最高経営責任者(CEO)に就任すると明らかにした。
バフェット氏の後継者を巡っては長年にわたり憶測が広がっていた。
バフェット氏はCNBCに対し「私に何かあった場合、グレッグが引き継ぐことで取締役が合意している」と明かした。
バフェット氏はこれまで退任の時期を示したことはない。
アベル氏は、バークシャーのエネルギー部門バークシャー・ハザウェイ・エナジーを米大手電力会社に成長させた後、2018年から非保険部門を統括している。
アベル氏はアナリストや投資家からバフェット氏の後継者として最有力視されていたほか、バークシャーの企業文化維持に尽力する人物と目されている。
キャッスルキープ・インベストメント・アドバイザーズのパートナー、スティーブ・ハーバーストロー氏は「シンプルで控えめ、非常に知識が豊富だが同時に謙虚であり、真面目でもある」とアベル氏を評した。
バークシャーの保険部門を統括するアジット・ジャイン副会長(69)もCEO候補だったが、バフェット氏はCNBCに対し、アベル氏の相対的な若さが「実質的な違いを生む」とし、年齢が決め手になったことを明らかにした。
チャーリー・マンガー副会長(97)は1日に開催された年次株主総会で、バークシャーの分散型ビジネスモデルについて話しているときに「グレッグが社風を保つ」と述べ、ジャイン氏には言及しなかった。
エドワード・ジョーンズのアナリスト、ジム・シャナハン氏は「バフェット氏は不本意ながら(後継者を)公表したのではないか」とした上で、「アベル氏が後継者になることに驚きはない」と語った。
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