配慮必要と公明党の山口代表、高橋内閣官房参与の「さざ波」発言に

政治・外交

公明党の山口那津男代表(写真)は11日、新型コロナウイルスの感染状況を「さざ波」と表現した高橋洋一内閣官房参与のツイッター上の発言について、「いろいろな受け止めがあり得るので配慮が必要だ」と述べた。写真は都内で2019年7月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)
公明党の山口那津男代表(写真)は11日、新型コロナウイルスの感染状況を「さざ波」と表現した高橋洋一内閣官房参与のツイッター上の発言について、「いろいろな受け止めがあり得るので配慮が必要だ」と述べた。写真は都内で2019年7月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

[東京 11日 ロイター] - 公明党の山口那津男代表は11日、新型コロナウイルスの感染状況を「さざ波」と表現した高橋洋一内閣官房参与のツイッター上の発言について、「いろいろな受け止めがあり得るので配慮が必要だ」と述べた。 政府与党連絡会議後、記者団に語った。

山口代表は、 大阪府や兵庫県をはじめ国内の医療提供体制は厳しく、適切な治療を受けられないまま残念な結果になっている状況もあると指摘。「高橋氏は個人の主観的な評価を述べていると思うが、いろいろな受け止めがあり得るので配慮が必要だ」と述べた。

高橋氏は9日、「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿。インターネット上で批判が広がり、野党が国会で菅義偉首相に見解を問いただすなどしていた。

山口代表は、東京五輪・パラリンピックの開催について、安全・安心な開催ができるように手立てを尽くすことが大事だと述べ、これまでの試行的な取り組みの教訓を生かしつつ、アスリートが五輪で力を発揮できるよう整えることが重要だという認識を示した。

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