英政府、北アイルランド問題巡りEUとの協議進展に意欲
Newsfrom Japan
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский

英国政府は欧州連合(EU)離脱に伴う英領北アイルランド問題を巡り、EUとの協議を近いうちに進展させたい考えだ。2019年4月撮影(2021年 ロイター/INTS KALNINS)
[ロンドン 17日 ロイター] - 英国政府は欧州連合(EU)離脱に伴う英領北アイルランド問題を巡り、EUとの協議を近いうちに進展させたい考えだ。EU関係を担当する英閣僚のデービッド・フロスト氏は、EU加盟国に義務を果たすよう求めた。
英国が昨年末にEUを離脱したのを受け、EU加盟国のアイルランドと陸地で国境が接する北アイルランドについては英本土からのモノの移動に一部検査が導入された。
この検査が怒りを招き、北アイルランドの親英国派「ユニオニスト」は離脱協定により英本土から切り離されたと見なしている。
北アイルランドと英本土間の自由なモノの移動を約束していたジョンソン英首相は、供給の混乱を最少化するためとして、一方的に特定の検査について猶予期間を延長。これについて、EU側は離脱協定違反だと主張している。
フロスト担当相は17日の議会委員会で、英本土と北アイルランド間の障壁を最少化するよう努める離脱協定の義務を果たすようEUに要望。その上で、プロテスタントのオレンジ公ウィリアム王がカトリックのジェームズ王に勝利した1690年の「ボイン川の戦い」を祝うために北アイルランドのロイヤリストが集まる7月12日までの協議進展を求めた。
(c) Copyright Thomson Reuters 2021. Click For Restrictions -
https://agency.reuters.com/en/copyright.html